case 03
製麺機と同期性を持たせたLL生麺用包装機を開発。
メカ駆動により高い信頼性を実現。
背景
一般的に生麺の賞味期限はせいぜい数日ですが、ロングライフ(LL)生麺になると6ヶ月以上にもなります。しかし、これを製造しようとすると、製麺機で麺を作った後、ただちにこれを包装し、加熱殺菌するという一連の工程が必要になってきます。そのためには製麺機と同期性を持たせた包装機が不可欠。当社が取り組んだのはそうしたシンクロ機能付の包装機でした。
経緯
同期性を確保するため、電気信号で製麺機とやりとりするシンクロ機能を開発し、包装機に搭載しました。こうしたシンクロ機能が動作するためには、包装機自体が高い信頼性を備えていることが前提となります。ラインを止めず、ムダな廃棄を出さないためには、シンクロ機能も当然ですが、機械自体が安定して駆動することが必要だからです。その点、当社の包装機にはメカ駆動による高い信頼性がありました。
結果
麺の包装では予備機を置いておくのが一般的です。トラブルが発生した時に交換するためですが、当社の包装機の場合、そうした予備機は一切置かれていません。もちろん、いまだかつて長時間に亘るラインストップさせた報告もありません。おかげさまでこの機械は大手製麺メーカーを中心に数十台が納入されています。
事例紹介